2012年8月30日木曜日

C++11が使いたい "その1"

Clang 3.1

 Eclipseに挫折した経緯、MinGW、MSYSの導入なども記録しておくべきであるが、とりあえずはすっ飛ばしてClang3.1の導入について記す。

 私のPCにはMinGW、MSYS、minttyが入っていて、CUIを使おうと思ったらminttyを使っている。minttyというのはCygwinのターミナルエミュレータだ。Cygwinなんて入れた覚えないな、と思っていたのだが、Cygwinを入れなくても使えるようで、どうやらMinGWからインストールしたもののようだ。かなり高機能なターミナルエミュレータだそうで、コピー&ペーストもできるのでお気に入りである。

 さて、C++標準への準拠度はClang3.1の方が高いが、gccの方が吐き出すプログラムは高速な場合が多いらしい。どちらでもいいのだが、gccはMinGWと混ざってしまっていて、よく分からない状態になっていて、下手に触りたくない。先にClangの導入を行うことにした。

 調べるとgccでClangをビルドしたという記事が多いが、バイナリでもらうのが好きである。ダウンロード時間がかかったり、もしかしたらビルドした方がパフォーマンスが良くなるのかもしれないが、人のコードをビルドするということに少なからずストレスを感じるのだ。

 ということで、参考のブログを見つつClangのバイナリをダウンロード。ダウンロードした圧縮ファイルを解凍する。ただしLhaplusで解凍すると、@LongLinkというファイルができてしまう。これも詳しくは分からないが、解凍は完了するものの失敗している。

 成功した方法はminttyで

tar jxf clang+llvm-3.1-i386-mingw32-EXPERIMENTAL.tar.bz2

と打つものだ。Windowsで最初から使えるコマンドなのか分からなかったので、少し圧縮、解凍のテストを試みたのだが、結局よく分からないため、確証を得るのは次の何かの機会に持ち越しである。
 次の手順は展開したファイルをMinGWのインストール先のフォルダに入れるそうだが、パスの関係を考えると、MinGW/binの中にフォルダごと入れても無駄なのだろう。binの中身をそっくり入れる必要があるのだろうが、本格的にわけが分からなくなってしまう。システム環境変数 Pathにclangのbinを追加することにした。

 これでインストール完了のようだ。minttyからclangを呼び出すと反応してくれる。


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